観光名所を中心に外国人観光客が戻ってきた京都では、オーバーツーリズムが再び指摘され始めている。そんな中、市の中心部でありながら四条烏丸界隈は、比較的喧噪からは距離を置いたエリアといえるかもしれない。
「文化財の保護・継承には、まずは多くの人に認知してもらい、関心を継続してもらうことが大切」と活動する㈱ヘリテージハブ京都(所在地:京都市下京区)の嶋瀬明彦代表取締役が、自身の故郷でもある四条烏丸南側ブロックの神社仏閣を訪ねる「新春・神社仏閣ウォーク」を企画し、参加者を募集している。
実施は2024年1月3日(水)、4日(木)、6日(土)の3日間限定で雨天決行。
参加料は当日支払いで、中学生以上3,300円(消費税・傷害保険・資料代込み)、小学生以下1,650円(保護者同伴の場合、大人1人につき1人無料)。
■詳細・お申し込み(各日10人・先着順)はコチラ
https://heritagehub-kyoto.com/2023/12/07/shimogyo-newyear-walk/
集合は佛光寺御影堂門前(京都市下京区高倉通仏光寺下る新開町397:阪急「烏丸」駅から徒歩約8分、地下鉄「四条」駅から徒歩約6分)で、12時40分から受け付ける。
13時にスタートし、佛光寺→因幡堂平等寺(因幡薬師)→俊成社→新玉津島神社→亀山稲荷神社→松原道祖神社→五条天神社→北菅大臣神社(紅梅殿跡)→菅大臣神社(菅原道真生誕地)→繁盛神社→班女塚→大原神社(綾小路新町東入:地下鉄「四条」駅または阪急「烏丸」駅へは徒歩約3分)の約2.5キロを歩く。終了予定は15時30分ごろで現地解散。
嶋瀬代表は「四条烏丸界隈は市内有数のオフィス街ですが、祇園祭の山鉾町が集中する、京都の町衆文化や伝統が色濃く残るエリアです。しかし近年、後継者不足が深刻な問題となりつつあります。古都京都の時の蓄積の中で伝わってきた文化財や文化遺産を守るためにも、多くの人に関心を持ってほしい。初詣を兼ねて、のんびりと下京の歴史と魅力に触れてみませんか」と呼び掛けている。